よく飼育本などには、
「お迎え後1週間位はケージに入れてゆったり過ごさせましょう」
なんて事が書いてあったりしますよね。
なので、中には「ケージから出してはいけない!」なんて、
かたくなに信じている方も多いようです。
でも、それがかえってストレスになってしまう事もあるのです。
子犬は好奇心が旺盛
子犬は好奇心が旺盛で、ある意味遊ぶのが仕事。
ケージに入れて、素直におとなしくしている子ならいいのですが、
中には、遊びたくて「ケージから出して!」と言わんばかりに泣き叫ぶ子がいます。
そんな子に対しては、ケージから出して、好きにさせておくのが一番です。
そうでない子に対しても、ずーっとケージに入れっぱなしは良くありません。
新しいお家に来た時には、不安や好奇心が芽生えます。
ストレスになるのは、不安がいつまでも解消されない事と、好奇心が満たされない事に起因している場合が多いのです。
ケージに入れても部屋の様子は分かるわけですからね。不安や好奇心は出ます。
本来なら、お部屋の中を歩き回って、においを嗅いで、そこではじめて、不安を解消し、好奇心を満たすのです。
体験をさせてあげなければ、いつまでたっても新居は未知の世界なんですね。
まぁ、最初はついつい遊びすぎてしまうのですが、
飼い主さんの方からあまり能動的にちょっかいを出さなければ、そのうち適当な場所で眠ります。
遊びすぎるのが悪いのではなくて、寝不足が体調を悪くする原因ですので、
寝た子を起こさなければ、あまり神経質になる必要はありません。
でも、しつけによくないのでは?
しつけなんて後でいくらでも出来ますし、いきなり知らない人から厳しくされても怖いだけです。
この時期の優先順位は、環境に慣れてもらって、飼い主さんと知り合う事です。
本に書いてある事も大事ですが、
その子その子で接し方も違ってきますので、そこは臨機応変に対応しましょう。
以上、最近ちょっと気になる事が続きましたので。